窪田瑞希
生活支援員
Q1.なぜ「ユアフィールドつくば」に興味を持ったか? どのような経緯で入社に至ったか?
副代表の近藤さんとは、息子が通っていた特別支援学校で知り合い、おたがい障がいのある子を持つ保護者同士、PTAの行事などを通して交流を重ねていました。
そんな中「一緒に働きませんか」と、近藤さんから声をかけてもらったことが入職のきっかけです。幸い自宅から大角豆事業所まで距離が近かったこともあり、「ちょっとやってみよう」という気持ちで2019年に入職しました。
最初は週2、3日ほどB型事業所のパート職員として、ファームスタッフさんと一緒に畑や出荷場、ヘルパー先で汗を流していました。だんだん仕事が楽しくなり、2021年に正職員に雇用形態を切り替えて新たにスタートしました。
Q2. 担当業務のやりがい 嬉しかったこと
2024年から始まった生活介護事業所「みのりガーデン」で、比較的障がいの重い利用者さんの支援を担当しています。実は準備期間として昨年から利用者さんと行動を共にし、支援の方法を模索してきました。
一からの新しい事業に参加することは困難な時もありますが、それ以上にやりがいにもつながっています。まずは一人ひとりの特性を理解し、ここが「安心できる場」「自分を表現できる場」だと思ってもらえることが第一だと感じています。
嬉しい時は、会話での意思疎通が難しかったり緊張していたりする利用者さんのちょっとした表情などから、気持ちが通じ合えたと感じられる時ですね。こちらに気持ちを許してくれたのだと嬉しくなります。
Q3.モットーを教えてください
障がいのある人との関わりにおいて大切だと思っていることは「本人選択」の尊重です。自閉症の息子との関わりを通して、学んだことです。
息子に対して「この子は障がいがあって正しく決められないから良き方向へ導くことが親の務め」と思い込んで子育てしてきたところがありますが、それは「本人が選択する」という行為自体を取り上げているということに途中で気がつきました。
本当に本人が選択したことであれば失敗からでも学ぶことがあると、今は考えています。
ただ、選んでもらう行為には、スキルが必要だし、選ぶ行為は経験が必要ではないかと思います。小さいことからでも、できる範囲で本人に選んでもらい、その選択を尊重したいと思っています。 さらに「本人選択」の大切さが、ここだけでなく学校や社会の中でも共有されるといいなと思います。
Q4. あなたにとってユアフィールドつくばは?
「学びの場」です。入職してから保育士や社会福祉士、精神保健福祉士の資格を取得しました。同じ目標を持つ職員さんと励まし合いながら資格取得を目指せるので学びやすい環境です。以前より勤勉になりましたね(笑)。また、他の職員さんや利用者さんのさまざまな考え方にふれることで学ぶことも多いです。
これからも経験を積んで、さらに一人ひとりに寄り添った支援ができるように成長したいと思っています。