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服部 能行

ごきげんファーム大角豆 生活支援員

いつ、どのような経緯で入職しましたか?  

建築設計一筋の人生。共同住宅やマンションの設計を手掛け、53歳のときには上野動物園の設計にも携わりました。尊敬する設計事務所の所長をはじめ、たくさんの仲間から刺激を受けながら、発想力を膨らませ、ものづくりに没頭してきました。いっぱい遊びましたし、よく働きましたね。 

68歳の時に退職。建築は十分やり切ったと感じ、転職サイトで他の仕事を探していたところ、当法人の求人を見つけて応募しました。面接の際に「にわとりの世話をしたことがありますか」と聞かれました。経験はありませんでしたが、「やればできるだろう」と答え、養鶏所がある上郷事業所で採用になりました。 

現在の仕事の内容、やりがいを教えて下さい。

今は大角豆ガーデンチームで、主に営繕を担当しています。人の目が届きにくい場所も、きれいに保つよう心がけています。花壇やコンポストなど、ほかにもいろいろなものを作ってきました。この風鈴のオブジェもその一つ。涼やかな音色が心地いいでしょう。 

何かを作るときは、積極的に廃材を活用しています。新しいものと古いものが融合することで、味わいが生まれるんです。こうした感覚は、建築に携わってきた経験が生きていますね。 

ガーデンにあるベンチは、近所を散歩する人たちにも使ってもらいたくて作りました。このベンチを通して、地域の人との交流が生まれたらおもしろいなと思っているんです。でも、なんだかんだ言って、一番おもしろがっているのは自分かもしれません。

障がいのあるスタッフとの関わりを通して、意識していることはありますか?

一番大切なのは、心。気持ちのこもった声掛けです。障がいのあるファームスタッフは、こちらの反応にものすごく敏感です。上辺だけの言葉では届きませんから、あいまいなことは言いませんし遠慮もしません。良いことをしたときにはしっかり褒め、悪いことをしたときには注意する。ごきげんファームでの経験を通して、少しずつでもみんながスキルアップしていけたらと思っています。 

口数がとても少ないスタッフに「おはよう! 元気か! がんばろうぜ!」と毎日声掛けをしていたことがありました。すると、3か月後に向こうから「服部さん、おはようございます」ってあいさつしてくれるようになったんです。やっぱり、誰だって無視されるのは寂しいじゃないですか。自分のことを気にかけてくれている人がいるということは、大きな力になると思います。  

今後の夢は?

ごきげんファームを、さらに魅力的な場所にしていきたいと考えています。そのためにも、発想力を働かせて、さまざまなもの生み出していきたいですね。週末農園の利用者の中に、「ここに来るとかやる気が出る!」と言ってくれた人がいて、そんな言葉を聞くと本当にうれしくなります。 

あなたにとって「ユアフィールドつくば」はどんな場所ですか?

自分の好きなことがやれる場所。だって、好きなことしかしていませんから(笑)。

これまでは、人のためというよりも自分のために生きてきました。でも、それがめぐりめぐって人のため、社会のためにつながればいいなと思っているんですよ。そのためにも、まずは自分が楽しまないとね。