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宮北 慶

児童指導員

Q1:ユアフィールドつくばに興味を持った理由と入社の経緯 

今は放課後デイサービス「ブルーフロッグ」で働いていますが、前職は歯科助手をしていました。歯科医院には様々な方が患者さんとして来院され、中には障害を持つ方々もいらっしゃいました。視覚障害の方を駅までのお迎えに行き、病院まで手をつないでお話しする中で、その方の人となりに触れられることがとても楽しく、私は福祉の仕事に向いているのかもしれないと気づきました。第2子を妊娠して産休に入り、自分を見つめなおす時間ができたことで、やはり福祉の仕事をしたいと思うようになり、こちらへの入職を決めました。 

Q2 :  一日の業務の流れについて 

8時に出勤し、前日の記録などの事務作業をし、発達障害のある子どもたちのための活動カレンダーの企画・準備を行います。9時半からは朝礼があり、その日の活動内容や役割分担、送迎などの確認をします。10時から12時はその日の活動に使うものの買い出しや、仕込み作業を行います。 

13時以降になると送迎が始まり、お子さんたちも到着してブルーフロッグの活動が始まります。16時からは活動カレンダーに書かれているその日の全体活動を行い、1時間ほどで親御さんのお迎えが始まります。残っているお子さんたちも数人いますが、遅出のメンバーに引き継ぎ、17時に自分は退勤します。 

Q3: 仕事に対する入社前後のイメージの変化について 

福祉の仕事は大変だと覚悟していましたが、初めは発達障害のあるお子さんたちの特性について自分の知識が不足していて、なぜこういう行動になるのか、どうアプローチしたらいいのかなど、わからないことだらけでした。そんな時には経験豊富な先輩方にアドバイスいただきながら、様々な経験を通じて知識がだんだんと蓄積されてきたように思います。 

また、ブルーフロッグは多機能福祉施設ユアプレイス内にあることで、知的障害や精神障害、身体障害など様々な障害をお持ちの利用者さんと接する機会があり、私が前職で関わった障害のある方たちは、軽度な障害の方たちだったと気づきました。 

Q4: 仕事での失敗してしまったこと、成功したなと思うこと 

お子さんたちの中には「やりたくない」や「なぜ謝らなければいけないのか」など、意に沿わないことがあるとその場から離れて、自分の世界に引きこもってしまう子もいます。ある時、別部屋に行って泣き出してしまった子に対して、私は気持ちに同調することしかできませんでした。しかし先輩が2、3言話しかけただけでその子は集団に戻ることができたのです。 

それ以降、先輩方の対応を見て聞いて学び、自分なりの声かけや方法を試行錯誤しています。先日同じお子さんが同じように集団から離れた際、今度は私の声かけで集団に戻ることができました。入職直後にはできなかったことができるようになり、この仕事に対し、大きなやりがいを感じました。 

Q5:仕事をするうえで大切にしているモットーとは

母親としての目線を忘れないことです。自分だったら子どもとこういうことしたい、こういうところに行ってみたいというものを活動内容に入れるようにしています。また、「ありがとう」や「ごめんなさい」が言えない、靴を揃えられない、手を洗わないなどは障害特性で片づけるのではなく、生きていく上で必要なスキルとして、自分の子どもと同様にしっかり指導し、ご両親にもお迎え時にお伝えしています。 

Q6:あなたにとってのユアフィールドつくばとは?

自分が自分らしくいられる場所です。何社か転職してきましたが、ここまで前職の経験を大切にとらえてくれるところはありませんでした。こういう経験があるからこんな仕事が合っているのではと考えてくれて、自分の能力が発揮しやすい場所で働けるようにしていただいています。そのおかげで充実感を持って働けると感謝しています。