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栗山 麻知子

みのりガーデン 生活支援員

Q1:どのような経緯で入職したか? 

2024年1月から勤務しているので、入職して約1年になります。前職はアパレル会社で、商品の企画や販売促進の仕事をしていました。その他にも、ITのコンサルの仕事もしたことがありますが、福祉の仕事はここが初めてです。 

転職を考えていた時に、ユアフィールドつくばのホームページに書かれていた事業ミッションである「太陽のもと、共に暮らし、働き、遊び、育み合う豊かな社会」が目に入り、私の心にビビッとくるものがありました。というのも、これまでは朝早くから夜遅くまで室内で作業をする仕事をしていて、天気も気にせず、太陽を見ることもないような生活でした。そのため、この事業ミッションに惹かれたのでしょう。ここで働けば、太陽の光を浴びて、地に足のついた健康的な生活ができるようになるのではと思い、応募しました。 

事務職で応募したのですが、面接で今働いている生活介護事業所「みのりガーデン」が開所するので、そこで働きませんかと代表に勧められ、新しいことにチャレンジするのが好きなので、やってみようと思いました。 

Q2 : 担当業務で大変だったことは?

福祉の仕事は大変とよく耳にしましたが、どんな仕事も大変な面はあると思っているので、不安感はありませんでした。しかし、仕事を始めてみて大変だとわかったことはいくつかあります。 

その一つが、意思の疎通についてです。みのりガーデンには、重度障害の方が通所されているので、会話での意思疎通が難しく、言葉での返答が難しい方もいらっしゃいます。今日はこれをやりましょうと言っても、やりたいとかやりたくないといったご本人の意思は言葉では聞けないので、表情や仕草からそれを読み取ることがとても難しいです。 

しかし、利用者さんは言葉でのやり取りをしない代わり、とても繊細だということに気づきました。私が少し疲れていたり体調不良だったりするのも、私の話し方や仕草から感じてしまう方が多くいらっしゃいます。そのため、不安にさせないよう、いつもなるべく同じトーンで話をするように心がけています。 

Q3:仕事のやりがいと大切にしていること

意思疎通を簡単に行うため、みのりガーデンでは絵カードを取り入れていますが、利用者さんの中にはカードをなかなか選べない方もいます。それでも絵カードを繰り返してみたところ、半年ほどでカードを選んでの意思表示がはっきりできるようになりました。このような利用者さんの成長を身近に見られると、やりがいを感じて嬉しくなりますね。 

利用者さんにとって絵カードで意思表示することは、自分で選んだという意識を持てることに繋がり、次に何をやるのか明確にわかり、心構えができていいようです。 

Q4:現在の仕事について

午前中はみのりガーデンで利用者さんの支援を行い、午後からはみのりガーデンで作っているハーブの認知活動や販売についての仕事をしています。将来的にはみんなで作っているハーブを商品化していく予定です。なるべく早く利用者さんに出来上がった商品を見せてあげたいですね。 

また、ごきげんテーブルのお弁当販売強化についてのプロジェクトにも参加しています。複数の仕事を並行して行うことの大変さもありますが、楽しんでやっています。 

Q5:あなたにとってのユアフィールドつくばとは?

やりたいことを臆することなく提案できる場だと思います。その社風のおかげで、意見や提案をたくさんすることができます。 

またここでは職員同士が尊重し合っているので、人間関係がとてもよくて働きやすいです。私は仕事をする上で、いい意味で頑張りすぎないことをモットーにしています。自分1人で頑張るよりもみんなで助け合うことでよりよいものができ、お互いの仕事の状況把握もでき、いいコミュニケーションも生まれます。そんな職場環境がとても気に入っています。 

私の働く上ノ室事業所のユアプレイスは、就労継続支援B型(ごきげんテーブル)と生活介護(みのりガーデン)、放課後等デイサービス(ブルーフロッグ)の多機能事業所です。職員はそれぞれの仕事に従事する一方、助け合ったり、影響し合っています。利用者さんにとっても、いろいろな職員や利用者さんと交流できることがいい刺激になっているようです。 

ここでの仕事はこれまでのものと全く違うため、私にとっても多くの刺激になっています。また、利用者さんと一緒に体を使って働いているおかげか、夜も早く眠れるようになりました。自然豊かな場所で朝から働きだし、夕方には仕事を終え、健康的な生活が送れていることにも感謝しています。