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秋下好正

ひだまりベース 世話人

Q1:どのような経緯で入職したか? 

2011年の入職なので、伊藤さん、栗原さんの次ぐ古株です。私は京都の出身で、大学卒業後は商社で20年ほど勤めていましたが、家業の呉服屋を継ぐことになりました。一時は議員秘書も兼務していましたが、その時の縁でその後、点字ブロックの会社にお世話になることになりました。ライトが点滅する点字ブロックをつくば技術大学に導入することになり、つくば駐在所を任されるようになったため、つくばに住むことになったのです。

これまでさまざまな仕事をしてきましたが、人との関わりを大切にしてきたように思います。リタイア後につくばのシルバー人材センターの開拓員をしていたのですが、ごきげんファームと出会ったのはその頃です。設立まもないごきげんファームにドライバーを派遣していましたが、前代表の五十嵐さんの熱心な誘いを受け、自身も福祉の現場で働くことを決意しました。

ドライバーからすぐにベビーリーフの納品とお弁当の配達の仕事を4. 5年くらいしたでしょうか。その次が大角豆事業所での給食作りと配達の仕事、これが7.8年、そして現在のグループホームでの仕事はすでに3年目になります。

仕事内容は変わりましたが、利用者さんの生活に寄り添うという点は変わっていません。他の職員の利用者さんに対する優しさに触れ、自身も感化され、福祉の仕事の奥深さを実感しています。

Q2 : 今は具体的にどのような仕事をしていますか?

現在は月曜日から金曜日、8時から13時まで鬼ヶ窪のグループホームに勤務しています。利用者さんが快適に生活できるよう、洗濯や共用部分の清掃を担当しています。朝は利用者さんの様子を確認しながら、元気に一日が始められるよう、サポートします。就労先への出発時には、その日の体調や気持ちに配慮しながら送り出しています。

Q3:仕事のやりがいと大切にしていること

利用者の方と信頼関係を築けたと感じる場面や、職場での人間関係がいいことが仕事へのやりがいになっています。そのおかげで13年以上もこの仕事を続けることができました。今は京都にいる孫が同じ仕事をしているので、真面目に仕事の話を語り合えることも嬉しいです。

大切にしているのは、利用者さん一人一人の生活の質を高めることです。A型の性格を活かし、細部まで丁寧に手を抜かないよう、仕事をするようにしています。きれいに整えられた環境で過ごすことで、利用者さんの気持ちも前向きになると信じています。私自身も他の方からきれいになったねと言ってもらえることで喜びを感じますし、気持ちが前向きになります。

特に力を入れているのは、利用者さんの自立支援です。朝の起床が難しい方や、気持ちが乗らない時期がある方に対しては、その方の気持ちに寄り添いながら、少しずつ生活リズムを整えられるよう工夫しています。一人一人の状況に合わせた声がけや関わり方を考え、就労への意欲を引き出すことを心がけています。

Q4:趣味や健康管理について

健康維持のため、体を動かすことを大切にしています。休みには10年続けているテニスやゴルフを楽しむほか、スクエアステップの体操教室にも通っています。平日は30分かけて自転車通勤もしています。体を動かすことで得られる爽快感が、仕事への活力にもなっています。

Q5:あなたにとってのユアフィールドつくばとは?

「学びと成長の場所」です。日々の関わりの中で、利用者さんから教えられることも多くあります。時には予想外の出来事もありますが、そのたびに新しい気づきがあり、支援の方法を考え直すきっかけとなっています。

利用者さんとの信頼関係を築くことは簡単ではありませんが、日々の丁寧な関わりを通じ、少しずつ理解を深めています。利用者さんの小さな変化や成長に気づけた時、この仕事の意味を実感します。これからも利用者さんの自立と成長をサポートしながら、誠実に仕事に取り組み、自分もまだまだ成長していきたいと考えています。