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津村成俊さん

ごきげんファーム利用者

津村成俊さんは、ごきげんファーム利用歴12年のベテランのファームスタッフさんです。つくば市の大角豆や茎崎の事業所を経て、現在は上郷事業所で養鶏作業に精を出しています。

「鶏舎の落ち葉拾いや水の交換をしています。最近は、まかせてもらう仕事も増えました。一番好きなのは、もみ殻を運ぶ作業です。オスの鶏はちょっと苦手だけど、ヒヨコはかわいい。小さいヒヨコの写真を撮りたいです」と、やりがいを口にします。午前中の仕事をした後の給食は、毎日のお楽しみ。「特にカレーや沖縄そばがおいしいです」と笑顔を見せます。

「特に仲が良い職員さんがいて、何でも相談できます。その職員さんが一緒だとうれしい」。悩みや困ったことはすぐに職員に相談するようにしているそうです。

津村さんと一緒に作業する職員の一人は、「率先して鶏舎のそうじをしてくれます。人が足りない場所のフォローに入ってくれることもありますし、道具の使い方も上手ですね」と日々の作業ぶりを評価します。

津村さんは、当法人が運営するグループホーム「ひだまりベース」の入居者でもあります。絵を描くことが好きで、他の入居者の誕生日会には、飾り付け担当として力を発揮しているそうです。

母の恭子さんは、「グループホームを利用するようになってからしっかりしてきました。家にいるときは昼夜逆転の生活でしたが、今は生活リズムも整い事業所に通所できています。グループホームが楽しすぎて、実家に戻ってくる回数も減ったほどです」と息子の成長に目を細めます。

ドラマを見たりカラオケで歌ったりすることが気分転換になるという津村さんに将来の夢を尋ねたところ、「みんなと一緒にいるのが楽しい。これからもみんなと一緒にいたい。それしか言えないけどね」と力強く答えてくれました。